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このコーナーでは、企業でWebサイトの運営に携わっている方、マーケティング部門等でWebの活用法について考えておられる方向けに、Webマーケティングの実践のための手法やノウハウ、事例をご紹介していきます。市場に出回る書籍や雑誌では論じられることない、Webマーケティングの最前線に触れていただければと思います。

2005年12月09日

階層構造化と内容の理解しやすさ

マーケティングユニット 棚橋

Webサイトを構築する際、掲載するコンテンツ群をどうカテゴライズし、階層化するかは、Webユーザビリティを考える上で重要な要素となります。
また、各ページ単位でも同様に、大見出しにあたるページタイトルから順に、中見出し、小見出しという形で階層構造を考えると、ページ内で表現する内容が整理され、ユーザーにわかりやすくなります。

弊社で、Webサイトのユーザビリティの診断をさせていただく際は、

の8つの診断ポイントで調査を行っているが、
この項目のうち、最初の2つ(「情報の組織化」「情報の優先性」)は、まさにサイト単位、ページ単位での階層構造化がきちんと行われているかが診断のポイントとなります。

Webサイトの設計に限らず、情報を整理し、その全体感をわかりやすくするためには、階層構造化は代表的な手段だといえるでしょう。
そのことは、以前に紹介したマインドマップロジックツリーなどの階層化のツールが、発想・アイデアの整理や問題点の抽出がMECEに行われているかをチェックするツールとして使われていることからも間違いないと思われます。

前回の記事(もう1つの真実の瞬間)で紹介した『クオリア降臨』という本を買ったきっかけが、目次で「真実の瞬間」という語を見つけたからだと書いたが、普段から僕は書店で見つけた気になる本を最終的に購入するかどうかを判断する際、よくそんな風に目次を参照します。
目次を見て、そこから想像できる内容が期待しているものに合致してそうな気がすれば買うし、そうでなければ買わない。
ようするに、目次からその本の全体的なストーリーを想像しているというわけです(もちろん、その想像が必ずしも当たっているわけではないけれど)。

僕のこの行為は、AIDMAの法則のプロセスで言えばMemoryに該当します
つまり、その行為に至る前に、僕は書店に並べられた本を見た際、何らかの要因ですでに注意を引き付けられているし、タイトルや帯に書かれたコメント、表紙のイメージ、著者の略歴などで十分に興味や欲望を喚起されているということです。

もし、その時、目次がまったく論理的な階層構造をもたないなどの理由で、全体のストーリー感が伝わらないものだったら、実際の内容がどんなによくても、僕はその本を買わないかもしれません
また、これはあくまで個人的な印象ですが、目次から感じのよいストーリーが連想できないような本はだいたい読んでも面白くない(あるいは、言ってることががよくわからなかったりします)。
もしかすると、それは書き手自身(あるいは本の編集者)がきちんと全体のストーリーをまとめきれない(論理的な階層化ができない)まま、一冊の本をまとめてしまっているのではないかと想像したりもします。
当然、それは単純に階層構造化の問題だけでなく、各章のラベリング(名前付け)や並び順などの問題も絡んでのことでしょうけど。
そして、この点もWebサイトの情報設計と同じ!(もう1度、上のユーザビリティの8つのポイントを見て欲しい)
それに、この8つのポイントは、企画書や分析レポート、報告書など、あらゆる文書をわかりやすく相手に伝えるためのポイントでもあるはずです。

ただ、僕のこの本の買い方にも例外はあって、さすがに小説や写真集、画集の類いを買う際には当てはまりません。
というのは、僕がその手の本に全体ストーリーとしての構造化以上に、より部分的な表現の完成度だったり、文章や画像のイメージから感じられる味わいのようなものを求めているからなのかもしれません。

同じように、Webサイトを見る際も、見たり触ったりのインタラクション自体が楽しい、よくできたFLASHなどによるWebサイトでは、階層構造ができているかはそれほど問題にはならないのでは?
ただし、そうでないサイトでは、やっぱりユーザーが全体感を想像しやすい(実際にそれを意識するかは別として)ような論理的な階層構造化を行うことが、ユーザーの満足度を上げることにつながるのではないでしょうか。

さて、次回は「カスタマイズとモジュール化」と題してお送りします。

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